「信頼性で5つの切り口」といえばRASISが思いつくが、今回はもう少し具体的な話。
ITmediaの記事であるが、米Computer Troubleshootersが5つの方法を提案している。
(1)デスクトップPCは36カ月で取り替える
(2)ウイルス対策、スパイウェア対策ソフトをインストールし、定期的にアップデートする
(3)すべての機器にサージプロテクターを使用し、サーバなどの重要なコンポーネントには無停電電源装置を使用する
(4)PCの空冷ファンを定期的に掃除し、常に正しく機能するようにしておく
(5)ソフトウェアの整理整頓
Computer Troubleshootersはパソコン関係のトラブル対応サービスを提供しているので、かなり「パソコン」に特化した対策であるといえるが、確かにそのとおりである。
先日、「信頼性設計」で3日間の講習を行ったときも同様の解説をしているが、このようなローテクに近い対策はおろそかになりやすい。ワークショップで信頼性向上の施策を調査したときもRAIDとかクラスタリングなどの技術に走りやすいが、信頼性向上にはこのような対策が必須であろう。
(2)~(5)については講義でも解説しているが、次回は(1)も織り交ぜさせていただくとしよう。
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