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ホームページ活用の考え方

ホームページは役に立たない?

ホームページを持たない企業様とお話していると、次のようなことをよく言われます。
確かに、一理あります。

が、ホームページはネット販売が全てではありません。ホームページはその企業にとって、インターネット上に開設した支店のようなものですが、その支店の機能にしても大きく分けて次の2つがあります。
両方の機能をもたせることもあれば、いずれか一方の機能だけということもあります。

「ホームページは看板のようなもので、昨今では必要不可欠なもの」というお話を聞くことがあります。確かにその通りで、何か商品を探す時に電話帳を調べるよりも、「まずネットで検索」という方が増えているので、「ここにこういうお店があり、こういう商品を扱っている」という情報発信は必要です。
ただし、看板の代替的なサイトであれば、そこで要する費用も「看板程度」に抑え、必要最低限の費用で作成した方が良いでしょう。

初期費用に数百万、毎月数万円かけて動画一杯で華々しいショールームのようなサイトを作るという考え方もあります。イメージや先進性を重視するよう企業・商品の場合はこのような考え方も効果的です。
しかし、一般的な商品を取り扱う普通のお店がこのようなサイトを作ったところで、どのような効果を期待できるのか、どれだけの売上UPに役立つのかは疑問です。

これは冒頭の企業様が抱えている疑問とも一致するところです。
最小限の費用で看板的なサイトを作ること、潤沢な費用をかけて先進的なサイトを作ること、どちらも正しい選択です。が、ここで重要なことは、費用対効果からみて適正なサイトになっているかということです。


ホームページを成功させるために

では、どうやって費用対効果が適正なサイトにするかというのがポイントになります。

これはホームページの構造やデザインだけを考えていては、なかなか実現しません。やはりホームページ以前に実在する事業・店舗があるので、その事業と併せて考えなければいけません。

これはリアルの世界で新事業を立ち上げるときも同じはずです。
新事業を始める際も、そのリスクを抑えるために既存事業と仕入や在庫を共有することもあれば、その逆に全くイメージのことなる店舗とすることで新規顧客を獲得しようなどと考えないでしょうか。

インターネットを活用するときもそれと同様です。実はホームページを作成する際に最も重視するのは、「どのような店舗にするか」という戦略の部分です。
「誰に、何を、どのように提供するのか?」をしっかり考えていただき、それを実現するためにはどのような対策を取る必要があるのかをしっかり検討しなければなりません。

ホームページを始めるにあたって既存事業を含めて業務フローを見直したり、社内の隠れたノウハウのヒアリングを行ったりということを行うこともあります。

このような見直しを行うことで販売店的なサイトだけでなく、ショールーム的なホームページだも費用対効果を追求することが可能になります。